日本政府「東海ではなく日本海」…米インド太平洋軍に表記訂正を要求

 日本政府は25日、北朝鮮による東海への弾道ミサイル発射問題に関連し、該当水域の名称を「日本海」とすべきだとして「東海(the East Sea)」と表記した米国側に訂正を要求した。

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 日本の坂井学官房副長官は同日午後の定例記者会見で、北朝鮮の弾道ミサイル発射に関する米インド太平洋軍の声明に該当水域が「東海」と表記されたことについて、日本政府の立場を問われ「日本海(the Sea of Japan)が国際的に確立された唯一の呼称であるというのが我が国の立場」と主張した。

 日本政府の副報道官でもある坂井副官房長官は「(米インド太平洋軍による東海表記は)不適切だ」として「米国政府に日本の立場を伝え、訂正をすでに求めた」と強調した。

 これに先立ち米インド太平洋軍は、北朝鮮の弾道ミサイル発射後に発表した声明で「われわれは東海に向けて発射された北朝鮮のミサイルについて認識している」と述べた際、該当の水域を東海と表記していたことが分かった。

 韓国の合同参謀本部によると、北朝鮮はこの日午前7時6分ごろと同25分ごろの2回にわたり北朝鮮の咸鏡南道咸州付近から東海に向けて短距離弾道ミサイルを発射した。日本側に向けたこの発射体の飛行距離は約450キロ、高度は約60キロと探知された。

 日本政府は、これらのミサイルが「日本海」に向けて発射されたが、日本の領域や自国の排他的経済水域(EEZ)内には落下しなかったと発表した。

チョン・ミンハ記者
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