【寄稿】「ろうそく政府」でなぜ腐敗は消えなかったのか

 答えがどうであれ、我々は政府が何かをしてくれることを期待している。しかし、政府はこのような問題の解決が下手だ。文大統領は任期当初から「民間と公共部門から腐敗を一掃する」と言っていた。ろうそくデモにより打ち立てられた現政権は、自らを「腐敗と繰り広げる戦争における道徳的に優れた戦士」と称して前面に押し出した。大統領の真意を疑う理由はない。だが、それと同時に、朴正熙(パク・チョンヒ)、全斗煥(チョン・ドゥファン)、そしてそれ以降民主的に選出された大統領たちの誠意も疑う理由がなかった。彼らはすべて、統治初期は腐敗に立ち向かった。

 韓国が少しずつ良くなりつつあることも事実だ。しかし、政治家たちがこの問題を解決する適任者なのかは疑問だ。政治家は腐敗を武器のように使う。「他人を攻撃するために使うことができればOK、私を攻撃するために使われるなら隠さなければ」といった具合だ。彼らにとって腐敗の改善は、政治的に有利か不利かに比べ、副次的な問題だ。腐敗清算キャンペーンが成功していない理由はここにあるのかもしれない。

 違法でずさんな建築の結果として、1994年に聖水大橋、1995年に三豊デパートが崩壊したのを覚えている。日常の構造物が我々を殺す可能性があるという不安はどれほど大きかったことか。ところが、LH問題に見られる通り、韓国社会は依然としてそのような不安を抱えている。法務部長官が正義の人なのか、税務公務員が正直に税金を扱うのかは、問う必要もないはずだ。だが、我々はその質問をし続けている。

■2020年腐敗認識指数、韓国は6ランクUPの33位…日本は?

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