大韓サッカー協会とベント監督が「横浜惨事」を招いた

サッカー韓日戦、負けるしかなかった3つの理由

■「ベント・サッカー」はいつになったら実るのか

 ベント監督は就任して3年5カ月になるが、新型コロナ問題でまだ完全な「自分のサッカー」ができていない。ベント監督は2019年1月に奇誠庸(キ・ソンヨン、32)=FCソウル=と具慈哲(ク・ジャチョル、32)=カタール・アル・ガラファ=が代表を引退すると、ソン・フンミン(28)を中心に新チームを組もうとした。2019年のアジアサッカー連盟(AFC)アジアカップで黄仁範(ファン・インボム、24)=ルビン・カザン=、キム・ミンジェ(24)=北京国安=ら新鋭を多数使って実験した。ところが、新型コロナ問題で世代交代の時計が止まった。昨年のAマッチ(国家対抗戦)はメキシコ(2-3で敗戦)、カタール(2-1で勝利)との親善試合だけだった。その直後の試合が今回の韓日戦だった。

 韓日戦惨敗によりベント監督に対して非難の矢が向けられている。専門家は「ベント監督の耳を開かせるべきだ」と指摘する。KBS解説者のハン・ジュンヒ氏は「特定の選手にばかりこだわるベント監督の『ワンマン起用』は責任が大きい」「代表チームの韓国人コーチが立ち上がり、選手を推薦してもらうなど、積極的に意思疎通を図らなければならない」と話す。大韓サッカー協会が「調整役」をするべきだという意見もある。KBS N解説者のキム・デギル氏は「協会がいろいろ助言すれば干渉になる。助言が少なければ現在のように監督の考え通りにやってしまう。協会技術委員会がこうした点を解決すべきだ」と語った。

イ・ヨンビン記者

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