コロナの反射利益で昨年好調な実績を挙げた韓国のゲーム各社が、競って大型新作のリリースを予告している。業界では、昨年の営業利益上昇で「実弾」を補ったゲーム各社が、今年は一段と積極的に海外市場攻略へと乗り出すだろう-という見方が出ている。
ネクソンは今年、パソコンと家庭用ゲーム機のどちらでも楽しめる新作ゲーム「カートライダー:ドリフト」を発売する計画だ。韓国の海外市場である北米や欧州、日本では、モバイルやパソコンゲームよりも家庭用ゲーム機向けのコンシューマーゲームを楽しむ人が多い。コンシューマーゲームは、他のゲームよりはるかに高い画面解像度と高水準のグラフィックなどが要求される。このためネクソンは、「カートライダー」のレースをよりリアルに表現できる4KウルトラHDのグラフィックを適用してゲームを開発していると明かした。今後、同作はマイクロソフトの家庭用ゲーム機「Xbox」をはじめ、世界のユーザーにサービスされる予定だ。
ネットマーブルは、日本のゲーム会社レベルファイブがスタジオジブリと共同開発したゲーム「二ノ国」をスマートフォン向けモバイルゲームとして新たに誕生させた新作「第2の国」(二ノ国:CROSS WORLDS)を準備している。第2四半期に韓国・日本・台湾市場で配信する計画で、華麗な3Dグラフィックとジブリ特有の感性的なキャラクターを強みとして押し出した。ネットマーブルは、今月14日にメディア向けの先行公開イベントを行い、同作の事前登録受け付けを開始する、と明かした。