サッカー:「犬でも食え」 孫興民のSNSに人種差別の悪質コメント洗礼

サッカー:「犬でも食え」 孫興民のSNSに人種差別の悪質コメント洗礼

 英プレミアリーグのトッテナムでプレーする孫興民(ソン・フンミン)が、マンチェスター・ユナイテッド(以下、マンU)のファンから人種差別的な「悪質コメントの洗礼」を受けた。12日(韓国時間)にロンドンのトッテナム・ホットスパー・スタジアムで開催された英プレミアリーグ第31節、トッテナム対マンU戦の後、孫興民のインスタグラムにはマンUのファンらによる非難のコメントが相次いだ。

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この日の試合でマンUは、前半33分にゴールネットを揺らした。スコット・マクトミネイが孫興民との競り合いから突破を試み、ポール・ポグバにパスを出すと、そのボールを受けたエディソン・カバーニがゴールを決めた。しかし主審はビデオ判定(VAR)でマクトミネイが孫興民をかわす際に右手で孫興民の顔をたたいたことを確認して反則を取り、ゴールを取り消した。

 これに対し、マンUのファンたちは孫興民のインスタグラムに殺到し「サッカー選手じゃなくて韓国ドラマの俳優だ」「ダイビングをやめて(韓国に)帰って猫やコウモリ、犬でも食え」「コメを食べる詐欺師」などと人種差別的なコメントを書き込んだ。「汚い詐欺師」「演技力すごい」「穴みたいに小さい目」などのコメントもあった。

 最近SNS(会員制交流サイト)で、プレミアリーグの選手たちに向けた人種差別が相次ぎ、孫興民はこれに対抗する意味で1週間SNSでの活動を停止すると宣言したが、SNSを通じた人種差別の被害者となってしまったのだ。

 トッテナムの球団は公式ツイッターで「我々の選手の一人が忌まわしい人種差別に遭った」「プレミアリーグと共に調査し、効果的な対応を取るつもりだ。孫興民を支持する」と明らかにした。

オ・ギョンムク記者
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