THAADや反日の風波にも韓中日3カ国協力事務局の友情は熱い

3カ国が共に繁栄するため2011年に設立された「3国協力事務局」

 事務局が発足した当時の「開局メンバー」の一人だったキム・ヒジン経済プログラム担当官は「働く人たちの国籍が問題ではなく、誰と働くかが最も大きな問題だ」「歴史や政治ではなく、共に仕事をする『人間』そのものによって泣いたり笑ったりする」と語る。キム担当官は「職員たちはカラオケでいつも最後に中国の歌『朋友』をよく歌った。これは私たちにとってシンボルのような歌だ」と話してくれた。中国の歌「朋友」は韓国でも映画俳優で歌手のアン・ジェウク氏が翻案して歌った。

 道上事務局長によると、韓国、中国、日本の間では今も21の閣僚級会議があり、コロナ前の2019年後半だけで6週間にわたり六つの閣僚級会議が開かれたという。歴史問題で韓日首脳会議がストップし、領土問題などで中国と日本の関係が悪化する中でも、交流は途切れることなく続いているということだ。

 上記の日本人職員によると、韓国、中国、日本のいずれでも有名な漫画「スラムダンク」に出てくる「世界が終わるまでは」という歌をほかの職員たちと一緒に歌ったことがあるという。この歌には「世界が終わるまでは離れることもない」というフレーズが出てくる。本当に世の中が終わるまで韓国、中国、日本は互いに離れることのできない隣人同士だ。

■韓国人が好きな国1位は米国、日本は?

趙儀俊(チョ・ウィジュン)記者
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  • 韓中日3国協力事務局の職員らが昨年、ソウル市内の水落山でポーズを取る様子。左から韓国行政安全部(省に相当)のキム・ジュヨン担当官、中国経済部のリー担当官、日本の沢山凌介担当官。/韓中日3国協力事務局提供

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