原油価格急騰、水道料金も跳ね上がる…韓国で「インフレ恐怖」が現実に

新型コロナ+物価高=二重苦

■政府は「一時的な現象にとどまる」

 専門家らは、当分の間は物価上昇率が2%台と高止まりするものと見ている。昨年の低物価によるベース効果で国際原油価格も上昇を続ける可能性が高いからだ。新型コロナワクチンの普及で海外旅行が増え、「リベンジ消費」が生産を引き上げれば、石油類の需要が増えざるを得ないからだ。2%を上回る過度な物価上昇はインフレにつながり、新型コロナ以降の国民経済に負担となる恐れがある。だが、政府は「インフレに対する懸念は行き過ぎだ」との見解を示している。企画財政部の李億遠(イ・オクウォン)第1次官は同日、「4-6月期には新型コロナによるベース効果で物価上昇幅が2%を超える可能性が高いが、下半期には農畜水産物の価格と原油価格が安定して再び1%台に下がるだろう」「今年の年間ベースでは、物価上昇率が2%を超える可能性は限定的だ」と述べた。同次官は以前も物価上昇を「一時的な現象」と言い、「過度なインフレ期待として拡散されないよう、物価安定に総力を挙げる方針だ」と明らかにした。

■世界一食料品価格が高いのはチューリッヒ、ソウル6位、東京は?

チェ・ジョンソク記者 , チェ・アリ記者
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