飲酒運転取り締まり、海に飛び込んで逃げた男は海洋警察官だった /釜山

海洋警察船舶3隻で捜索も消える…水泳能力高い救助隊所属と判明

飲酒運転取り締まり、海に飛び込んで逃げた男は海洋警察官だった /釜山

 釜山海洋警察署所属警察官が警察による飲酒取り締まりを避けて海に飛び込み、泳いで脱出した。このため、警察が船まで動員して深夜に海を捜索するという騒動になった。近くを通りかかったある大学生は、人が海に落ちたと思って救助のため飛び込んでおぼれ、病院に搬送された。

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 釜山警察庁が6日に明らかにしたところによると、5日夜10時39分ごろ、釜山市影島区太宗台のロータリー交差点で、警察が飲酒取り締まりを行ったところ、飲酒測定の待機中だった車の中で乗用車1台がバックを始めたという。警察が追いかけると、運転していたA氏は取り締まり地点から300メートルほど離れたところに車を止め、ある飲食店に隠れた。警察が追いかけて身元を確認しようとすると、突然近くの海に飛び込んだ。警察はA氏を見つけようと、海洋警察の船舶3隻と隊員約20人を動員、海岸やその周辺を捜索した。近くを通りかかり、A氏が海に飛び込むところを目撃した大学生も救助のため海に飛び込んだが、高波に流されておぼれ、119救助隊に救助されて病院に搬送された。

 深夜の捜索でA氏は発見されなかった。しかし、6日未明、A氏が近くのコンビニでサンダルを購入していたことが確認された。警察は車両状況照会などを通じて、A氏が釜山海洋警察署所属の30代の警長(日本の巡査長に相当)であることを確認した。同日未明、警察はA氏と連絡がつき、A氏は逃走から5時間で影島警察署に自ら出頭した。A氏は海洋警察艦艇救助隊所属で、水泳能力が高いという。A氏は焼酎を2本飲んだが、立件時の血中アルコール濃度は0.017%で、飲酒取り締まり基準値を下回った。警察関係者は「真夜中に冷たい海に飛び込んで酔いが覚めた。かなり時間がたった後に測定したため(取締基準値を下回った)」と話す。警察は測定拒否時の血中アルコール濃度を推定するウィドマーク(Widmark)公式を適用し、A氏を調べる方針だ。A氏は同日、職位解除された。

パク・ジュヨン記者
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