韓国「テスラ族」はiPhoneユーザー・高所得・30-40代

韓国「テスラ族」はiPhoneユーザー・高所得・30-40代

 テスラなどの電気自動車(EV)を運転する人は、iPhoneを使う高所得の30-40代である可能性が高いといいます。新韓カードデータビズチームがデータソリューション企業のナイスR&Dと共同で米EV大手テスラの購入予約金を決済した顧客、EVの充電スタンドを利用した顧客を全国で約2000人ほど無作為に抽出し、年齢、職業、所得、消費パターンなどを分析した結果です。

■世界電気自動車販売台数1位はテスラ、現代6位、起亜は?

 「テスラ族」と推定される顧客群と一般車両を持つ顧客群2000人(無作為抽出)を比較したということです。まず、年齢層が低いことが分かりました。30-40代の割合が74.3%で、一般車両所有者(53.6%)よりも高く、50-60代の割合(21.3%)は一般車両(33.1%)を下回りました。子女が成人を迎えた人よりも、まだ青少年や乳幼児である家庭の割合が高いことも分かりました。大企業勤務者の割合(10.9%)は一般車両(9.3%)に比べやや高く、公共分野や教育関連業種の従事者は16%で、一般車両(10.3%)より高いと集計されました。EV所有者と推定される顧客群は男性が59.8%で、女性をやや上回りました。

 所得は一般車両所有者を上回りました。年収は「5000万ウォン(約487万円)以上7000万ウォン未満」が28.2%で、一般車両(17.1%)を上回り、「7000万ウォン以上1億ウォン未満」も16.9%で、一般車両(9.9%)を上回りました。「1億ウォン以上2億ウォン未満」の割合は6.9%でしたが、一般車両所有者は3%にとどまりました。

 ソウルに住むEV顧客群の消費パターンを別途、ソウルのクレジットカード会員(850万人)と比較したところ、アーリーアダプター(新製品を真っ先に使うグループ)の特徴を示しました。まず、平均よりもオンライン消費の割当が高いことが分かりました。オンライン流通への出費割合は平均を2.8ポイント上回り、大型量販店・市場などオフライン流通への出費割合は4ポイント下回りました。また、iPhoneのユーザーが10人中4人を占め、平均(10人中3人)を上回りました。カード会社がテスラ族の研究を行う理由は何でしょうか。新韓カード関係者は「EV所有者が消費の流れを主導する需要層になる可能性があると考え、顧客分析を行ったものだ」と話していました。まさにEVはクールであると同時にホットな時代を迎えたようです。

ユ・ソヨン記者

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
関連フォト
1 / 1

left

  • 韓国「テスラ族」はiPhoneユーザー・高所得・30-40代

right

あわせて読みたい