【独自】14世紀の高麗仏画、京都で発見

世界文化遺産「平等院」に所在
宋の作品といわれていたが、修理の過程で高麗仏画と確認
現地博物館で特別展示中

 韓国国内では知られていなかった14世紀の高麗仏画1点が京都の寺院で発見された。高麗仏画の研究者である鄭宇沢(チョン・ウテク)東国大学名誉教授は11日、「ユネスコ(国連教育科学文化機関)世界文化遺産の寺院として有名な『平等院』に寄託されていた仏画が、これまで中国仏画と誤認されていたものの、修理の過程で高麗仏画『阿弥陀三尊図』だと判明した」とし「現在、平等院境内の博物館の特別展で展示中」と明かした。

 京都新聞は先月14日、こうした内容を紹介するとともに「展示作品のうち『阿弥陀三尊像』は平等院の付属寺院の所蔵品で、これまで宋で13世紀ごろ描かれた仏画といわれてきたが、2016年から18年にかけて行われた修理の過程で、仏の顔の様子や着衣の文様など細かい調査と蛍光X線分析の結果、高麗で14世紀ごろ制作された仏画と判明した」と報じた。絵の大きさは縦およそ110センチ、横およそ53センチ。中央に座る本尊仏を中心に、下方左右に2人の脇侍菩薩(きょうじぼさつ)が立っている。同紙は「解体修理の過程で、絵の描かれた絹布などを細かく調べた結果、最大6回ほどの修理を経て大切に継承されてきたことが分かった」と伝えた。

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許允僖(ホ・ユンヒ)記者
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