「1兆ウォンの損失」サムスン株買った韓国の個人投資家500万人、怒りの1日

 一方、サムスン電子など情報技術(IT)業種が多い台湾株式市場で加権指数が急落したことが株価に影響を与えたとの見方もある。加権指数は12日、一時8%以上下落するなど乱高下し、結局4.11%安の1万5902.37で引けた。

 台湾株式市場の時価総額首位で半導体受託生産(ファウンドリー)最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は同日、値幅制限の下限(10%)近くまで下落した。同日発表されたTSMCの先月の業績が市場予測を大きく下回ったためだ。

 TSMCの4月の売上高は前月を13.8%下回った。台湾で新型コロナウイルスの感染者数が増えている点と米政府が自国の半導体メーカーを積極支援するとのニュースも影響を与えた。

 いくら長期投資目的でサムスン電子株を買ったといっても、口座で損失が出れば、誰も気分は晴れない。サムスン電子株を保有する会社員Aさんは「他国は半導体の供給不足が起きると、半導体企業を支援しようと必死だが、韓国政府は何をしているのか、本当にため息ばかり出る」と話した。

■サムスンは2020年ブランド価値世界5位…トップ10は?

李敬恩(イ・ギョンウン)記者
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