「サムスンGalaxy Budsのせいで耳に炎症」…中国国営放送から海外へ

中国メディア「イヤーチップ大きくなり皮膚刺激」
サムスン「事実でない…イヤーチップはさまざまなサイズで提供」
今も原因不明…初の被害認定・全額返金事例も

 サムスン電子(005930)のワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds Pro(ギャラクシー・バズ・プロ)」を着用して耳に炎症(外耳道炎)になったという話が3カ月以上飛び交っている。最近は中国国営放送とこれを引用した現地の情報技術(IT)専門メディアまで関連コンテンツを報告、議論が海外に拡大している。

 9日(以下、現地時間)、中国国営の中国中央テレビは「天下財経」というニュースコーナーで、「サムスンの新型ワイヤレスイヤホンが耳の炎症を引き起こすと疑われている(三星新款无线耳机疑似引发耳部炎症)」というタイトルの3分54秒間のレポートを出した。

 中国中央テレビは「最近、韓国の消費者の間では、サムスンの新型ワイヤレスイヤホン(Galaxy Buds Pro)を着用した後、耳から膿(うみ)が出て、かさぶたになるなどの症状が出ているとの声が少なくない」「中国のサムスン・ギャラクシー・コミュニティーやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)『微博(ウェイボ-)』でも同様の問題が取りざたされている」と報じた。

 それらの症状の原因について、中国中央テレビは「業界では、このような問題を『イヤーチップのサイズが大きくなって、耳の皮膚を刺激したため』と見ている」としている。サムスン電子が外部の騒音を遮断する機能「ノイズキャンセリング」の効果を高めるため、イヤーチップをほかのワイヤレスイヤホンよりも大きくした結果、皮膚に加わる圧力や、汗による湿気が上がって炎症が発生しやすくなった可能性があると主張しているものだ。

■2020年世界スマホ生産2位はアップル、サムスンは?

キム・ユンス記者
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  • ▲中国国営の中国中央テレビキャプチャー

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