「少女像展示」愛知県知事リコールで署名偽造した元県議ら逮捕

 2019年の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」で慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」展示を可能にした自治体長をやめさせるため、リコール(解職請求)運動を主導した4人が警察に逮捕された。日本の各メディアが19日、報道した。2年前に展示された「平和の少女像」がなぜ今、日本社会に波紋を呼んでいるのだろうか?

-誰が、なぜ逮捕された?

 元愛知県議で署名活動団体「愛知100万人リコールの会」事務局長の田中孝博(59)容疑者とその家族2人、同事務局関係者の4人だ。田中容疑者は昨年8月からこの団体の事務局長を務め、大村秀章愛知県知事の解任を要求するリコール運動を主導した。しかし警察は、この団体が提出した43万5000人の署名のうち83%が偽造されたものと見なし、田中容疑者らを地方自治法違反(署名偽造)容疑で逮捕した。

-愛知県知事リコール運動と平和の少女像、どのような関係があるのか?

 2年前、日本最大規模の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」が名古屋市で開催され、平和の少女像や天皇を批判する作品なども展示された。右翼はこれに強く反発した。「日本国民の税金を平和の少女像展示に使ってはならない」ということだ。大村知事は「表現の自由を損なう行動になる恐れがある」と閉幕1週間前に展示を再開した。

 騒動は閉幕後も続いた。右翼勢力の支持を受ける河村たかし名古屋市長が、市が負担する行事費用の支払いを中止し、愛知県は地裁に提訴した。すると、有名整形外科チェーン「高須クリニック」の高須克弥院長ら大物の右翼系の人物たちが「愛知100万人リコールの会」事務局を作り、大村知事リコール署名運動を開始した。

■韓日関係悪化に対する国家別責任認識の有無

チェ・ウンギョン記者
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