韓国大型書店「バンディアンドルニス」が不渡り

 教保文庫、永豊文庫に次ぐ韓国3位の実店舗書店である「バンディアンドルニス」を運営するソウル文庫が16日、不渡りを出した。ソウル江南地区のCOEXやセントラルシティーターミナル地下の店舗はかつて、恋人たちの待ち合わせ場所として親しまれたが、姿を消す可能性が出てきた。

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 出版業界団体の大韓出版文化協会と単行本出版会社による団体、韓国出版人会議によると、ソウル文庫は15日が期限だった手形を決済できず、不渡りを出した。ソウル文庫関係者は電話取材に対し、「法定管理(会社更生手続き)に入り、再建手続きを踏むかどうか協議している」と話した。バンディアンドルニスはウェブサイトでオンラインによる書籍販売を中断すると告知した。首都圏の大型書店が閉店の危機に追い込まれたのは、2002年に韓国最古の書店である鍾路書籍が不渡りで閉店して以来初めてだ。

 ソウル文庫は1988年、ソウル・三成洞貿易センター地下に面積300坪のバンディアンドルニスを出店。今回33年間の歴史で最大の危機を迎えた。不渡りとなった手形は1億6000万ウォン(約1560万円)相当とされる。金額が比較的小さいため、ソウル文庫が会社更生手続きに入る意欲は低いとの見方が出版業界から聞かれる。

ヤン・ジホ記者
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