チョン議員は「陸軍兵服務期間が18カ月間であることを考えると、今後数年間、相当数の兵士たちが兵役期間中に、見たことも聞いたこともない「ウォリアー・プラットフォーム」や「AIドローンボット」を歌いながら行進しなければならないことになる」と指摘した。そして、「軍歌は兵士たちの士気を高揚させ、団結力を高めることにその目的があるが、このような軍歌を政策の広報手段に変質させただけでなく、実戦化もされていない戦闘システムを歌詞に無理に入れたもの」と批判した。
陸軍関係者は「兵役資源が減少を続けている上、第4次産業革命の影響も重なって、最先端化が避けられない将来の戦場の状況を軍歌で先に具現化したことに意義を見いだしてほしい」と言った。陸軍が今年4月に動画投稿・共有サイト「ユーチューブ」で公開したこの軍歌は、現在までで「高く評価」が2000件であるのに対し、「低く評価」は4万件となっている。陸軍はこの軍歌製作に国民からの税金2460万ウォン(約240万円)を投入した。
軍関係者はこの軍歌について、「実際には2030年までどころか、現在の参謀総長の任期が終わった後も引き続き歌われるかどうか疑問だ」と話している。