韓国のり巻き食べながら韓ドラ…日本のZ世代で「渡韓ごっこ」が人気

 新型コロナ禍で旅行が難しくなっていることから、日本のZ世代(1990年代半ば-2000年代初めに生まれた世代)の間で「渡韓ごっこ」という言葉が登場した。テレビ朝日が運営するオンライン特化メディアのAbemaTVが28日、日本の若者マーケティング研究機関「SHIBUYA109 lab.」の調査結果を引用して報道した。

■韓国のイメージ、国民より外国人の方が肯定的?

 「SHIBUYA109 lab.」はこのほど、首都圏に住む18-24歳の529人を対象に「コロナ禍のZ世代の旅行や遊び方に対する意識調査」を実施した。この調査で把握された新しい疑似旅行トレンドの一つが「渡韓ごっこ」だ。日本のZ世代が言う「渡韓ごっこ」とは、友達と一緒に韓国料理をたくさんテイクアウトするなどして、ホテルや家で食べて遊ぶことを意味する。コロナのため韓国に旅行することができなったため、韓国に行ったような気分を味わおうというものだ。

 事実、「渡韓ごっこ」というハッシュタグをツイッターやインスタグラムなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で検索すると、Z世代たちが投稿した「渡韓ごっこ」の写真などが簡単に確認できる。これらの写真にはチキン、トッポッキ(もちの唐辛子みそいため)、キンパプ(韓国のり巻き)、インスタントラーメンなどの韓国料理や、焼酎・サイダーなどの飲み物が写っている。こうしたものを食べながら、韓国ドラマや韓国人歌手のコンサート映像を視聴する若者もいる。「渡韓ごっこ」が小さなブームになっていることから、韓国観光公社東京支社ではこのほど、ツイッターで「韓国のチキンは渡韓ごっこで外せない料理」と紹介した。

 「SHIBUYA109 lab.」はこのほかにも、コロナ禍のため会う人が制限され、最近のZ世代の交友関係が以前よりも狭く深くなったことや、旅行できない代わりに「ホテル女子会」のように高価なレジャー活動にも投資しているという。「SHIBUYA109 lab.」は東京の人気ショッピングスポット「SHIBUYA109」を運営する会社が、自社の顧客層であるZ世代をターゲットにしたマーケティング会社だ。

チェ・ウンギョン記者
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