30日にソウル市内のホテルで開かれた「アジアリーダーシップカンファレンス(ALC)」では、韓国とインドの経済協力をテーマに3つのセッションが行われた。人口14億人を誇るインドは既に韓国にとって6位の輸出国であり、韓国はインドにとって7位の輸入国となるほど両国間の貿易は活発だ。両国の政治・経済専門家17人は「インドは魅力的な投資先だ」と口をそろえた。専門家はコロナ後の両国の包括的なビジネス協力からデジタル、グリーン成長などの分野での協力に至るまで具体的に意見交換した。
「ポストコロナ時代の両国の協力強化の道」と題するセッションに出席したインド工業連盟(CII)のサンジブ・バジャジ次期会長は「インドの家庭には韓国の電子製品が一つずつはあるほど、韓国の大企業がインドに多く進出している。インドは電子製品だけでなく、電気自動車(EV)、化学、食品、繊維分野でも韓国企業による新規投資を望んでいる」と述べた。HSBCインディアのヒテンドラ・デーブ暫定最高経営責任者(CEO)は「消費力を持つ中産階級の人口が最近数年間で急増し、2億人を超えた。インド投資に関心がある韓国企業を積極的に支援したい」と語った。早期にインドに進出し、1万5000人以上を雇用している現代自動車のパク・ジョンテ・アジア中央アジア支援室長は「現代自動車は環境に配慮する戦略を推進するインド政府の政策に高い関心を抱いている。EV・ハイブリッド分野への投資を行っていく」と述べた。現代自はインド南部の工業都市チェンナイに工場を置き、年間50万台を販売している。