UNCTAD、韓国の地位を「開発途上国」から「先進国」に変更…設立57年で初事例

 国連貿易開発会議(UNCTAD)が2日(現地時間)、韓国の地位を開発途上国グループから先進国グループに変更した。1964年にUNCTADが設立されて以来、開発途上国から先進国へとグループが変更された事例は韓国が初めて。

 UNCTADはこの日、スイスのジュネーブにある本部で開催された第68次貿易開発理事会最終日の会議でコンセンサスとしてこの案件を通過させた。

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 UNCTADは創設時の決議に従いアジア・アフリカなど主要な開発途上国が含まれるグループA、先進国グループB、中南米諸国が含まれたグループC、ロシアと東欧のグループDの4つのグループで構成されている。

 これまで韓国はグループAだったが、今回からグループBへとその地位が変更になった。これに伴い米国、英国、ドイツ、フランス、日本など31カ国が所属するグループBは32カ国へと増えることになった。

 ジュネーブ駐在のイ・テホ韓国代表部大使は68次理事会の2日目となる先月22日「韓国は経済協力開発機構(OECD)において6番目に大きい貿易のための援助供与国として、他のOECD供与国と共にUNCTADへの参与を一層制度化する方策を模索している」として地位変更への意思を明確にしていた。

イ・ジェウン記者
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