こうした批判について、李知事は4日、フェイスブックに「38度線以北に進駐したソ連軍と38度線以南に進駐した米軍はいずれも占領軍だ。北朝鮮に進駐したソ連軍が解放軍だと考えたことはなく、そう表現したこともない」と述べた。そして、現在の在韓米軍については、「占領軍として進駐した米軍は大韓民国政府樹立後に撤収したが、6・25(朝鮮戦争)当時、国連軍の一員として参戦後、韓米相互防衛条約によって現在まで駐屯している。同じ米軍でも時期により、占領軍と駐屯軍として法的地位が異なることは法学概論だけ学んでも分かることだ」と述べた。
李知事の主張について、国民の力の河泰慶(ハ・テギョン)国会議員は「統一進歩党的な歴史歪曲だ」とし、「占領軍の主張を強弁するため、今度は『米軍政による米軍と現在の在韓米軍は違う』という奇妙な事実ねつ造を行っている。何が違うというのか。その間に米国に新しい国でもできたのか」と批判した。