東京五輪:これで触ったと?…韓国を怒らせた日本人審判の判定=バレー女子

東京五輪:これで触ったと?…韓国を怒らせた日本人審判の判定=バレー女子

 27日に行われた東京五輪のバレーボール女子で、韓国の準々決勝進出が懸かったケニアとの一戦で審判の不可解な判定によって選手と監督が抗議する一幕があった。

■韓国が信頼できる国1位は米国、警戒すべき国は?

 27日に東京の有明アリーナで行われたバレーボール女子1次リーグA組第2戦で、韓国はケニアを3-0で破った。

 2日前にブラジルに0-3で敗れた韓国は、準々決勝進出に向けてA組で最も格下のケニアに必ず勝たなければならなかった。選手たちの緊迫した気持ちとは裏腹に、この日の試合では判定に対するチャレンジ(ビデオ判定の要求)が何度も行われ、試合が何度も中断した。

 3セット目に入り、韓国が15-12でリードしていたところで、日本国籍の明井寿枝主審はボールがキム・ヨンギョンの手に触れてアウトになったと判断し、ケニアの得点を認めた。韓国のラバリーニ監督はすぐにチャレンジを要求し、選手も主審にアピールした。3セット目に入って2回目のチャレンジだった。キム・ヨンギョンは納得できないという表情を見せ、ラバリーニ監督も顔をしかめた。

 ビデオ判定の結果が出た後、主審の判定はさらに理解できないものだった。スローで見るとキム・ヨンギョンの手とボールが離れているのが確認でき、むしろボールはケニア選手の体に当たってからラインの外に出た。公式的なレビュー結果でも画面に「ノータッチ」、つまり触っていないと表示された。ところが、これを見た主審は、そのままケニアの得点とした。キム・ヨンギョンはあきれたような表情で額に手をやり、再び試合に集中した。

 このシーンに、テレビ中継の実況も「これはあり得ないと思う」「我々の点数なのに、今の状況は理解できない」と疑問を呈した。

 韓国はその後、ケニアとの攻防を繰り広げた。一時は逆転を許した韓国は、マッチポイントでレシーブをミスしてジュースに持ち込まれたが、キム・ヨンギョンの攻撃とヤン・ホジンのブロックで勝負を決めた。

 A組の韓国はブラジル、セルビア、日本、ドミニカ共和国、ケニアと同組で、上位4位に入れば8チームによる決勝トーナメントに進出する。現在はブラジルとセルビアがともに2勝を挙げてトップに立っており、韓国と日本が1勝1敗、ドミニカとケニアが2敗となっている。

イ・ガヨン記者
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