尹錫悦氏、妻の「婚前同居説」報じた記者ら告発

尹錫悦氏、妻の「婚前同居説」報じた記者ら告発

 韓国大統領選に出馬表明している尹錫悦(ユン・ソクヨル)前検察総長陣営は28日、尹前総長の妻キム・ゴンヒ氏の婚前同居説を報じた「開かれた共感TV」代表J氏と日刊紙記者K氏ら4人を情報通信網法が定める名誉毀損の疑いでソウル瑞草署に告発した。開かれた共感TVは今月26日、ユーチューブのチャンネルを通じ、キム・ゴンヒ氏が尹前総長と結婚する前、既婚男性のA弁護士と同居していたという趣旨の放送を行い、それに関連するA氏の母親の発言を報じた。しかし、尹前総長は虚偽事実だと主張している。

 尹前総長サイドは「自分たちの政治的な利害関係と放送収益ばかり狙い、検証を口実にして、口にすることもできないようなうそを広げる犯罪行為をこれ以上放置できないと判断した」と表明。「今回の告発を手始めに本格的な法的対応を取る。開かれた共感TVの放送に基づきデマを拡散したメディアを含め、直ちに記事を削除するなどの措置を取らなければ、追加的な法的対応を取ると警告する」とした。A弁護士も開かれた共感TVは認知症の症状がある94歳の母親に対し、欲しい答えを組み込んだ質問を行い、事実と異なる回答を引き出したと主張し、法的対応を取る方針を表明した。A弁護士は母親の認知症診断書をメディアに公開し、開かれた共感TVに「母にひざまずいて謝罪し、道徳的、法的な責任を取ってもらいたい」と主張した。

 しかし、開かれた共感TVの放送に出演している日刊紙記者K氏は尹前総長側の告発について、「本当に納得できなければ、尹候補は候補の座を懸けて自分を告訴すべきだ」と反論した。

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キム・ミンソ記者
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