韓国プロ野球界が最悪の夏を迎えている。酒宴スキャンダルに続いて、今度は飲酒運転と大麻だ。
黒歴史の始まりは、先月初めだった。NCダイノスのパク・ソクミン、パク・ミンウ、クォン・ヒドン、イ・ミョンギが新型コロナウイルス感染症の防疫指針に違反し、ソウル市江南区にある遠征先宿泊施設で部外者と酒宴を開いた。ワクチン接種済みのパク・ミンウを除く3人に新型コロナ陽性反応が出た。
ところが、追加調査で防疫指針に違反した選手がほかにもいたことが分かった。キウム・ヒーローズのハン・ヒョンヒとアン・ウジンも同じ宿泊施設でNCの選手たちと会った部外者たちと酒宴をしていたことが確認された。ハンファ・イーグルスのチュ・ヒョンサンとユン・デギョンも短時間、このグループと一緒にいた。
この影響で、韓国野球委員会(KBO)が発足して初めてプロ野球リーグが中断される事態が発生、プロ野球に対する信頼は地に落ちた。そして、それから1カ月後、2選手がスポーツ面ではなく社会面でその名を報道された。
キウム外野手ソン・ウヒョン(24)は飲酒運転で警察の取り調べを受けていたことを球団に自己申告した。キウムは9日、「ソン・ウヒョンから自己申告があり、すぐに、その事実をKBOに通知した。現在、警察の取り調べが行われているところなので、具体的な経緯は(警察の取り調べが)終わった後に説明する予定だ」と明らかにした。