孫班長はさらに、「家庭内などほかの私的空間では予防接種完了者を含むとしても原則として4人で集まることはできない」と明らかにした。実家を離れて暮らしている社会人の子どもが夕方6時以降、接種完了者の両親と飲食店では会うことができるが、実家で夕食を共にすることはできない、ということだ。
このような措置について、実家を離れて暮らしている人々の間から不満の声が上がっている。30代会社員のキムさんは「親が誕生日を迎えるので数時間かけて実家に行き、夕食だけ食べてすぐに帰って来なければならない状況なのに、久しぶりに実家で食事をすることもできないなんて、もどかしい」と話す。
また、料理店やカフェだけが午後9時まで営業時間を短縮したことについても、公平性を問う声が上がっている。室内スポーツ施設やカラオケ店などは営業時間が短縮されていないためだ。これについて、同本部では「現在、集団感染が発生している場所の約3分の1が料理店やカフェだが、特性上、マスクを着用し続けること自体が不可能だ」「カラオケ店や塾、室内スポーツ施設に対しては、従事者に対して定期的な検査を実施する方向で防疫管理を強化する方針だ」と説明した。