最近の反中感情が影響しているという説もある。匿名希望のある中国語教師は「生徒たちが見ている(動画共有サイト)ユーチューブやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で『東北工程問題』『裸キムチ事件』など中国に対する否定的なイメージがさらに浮き彫りになっているため、生徒たちの間に中国語を選択するのを嫌がる雰囲気もある」と言った。
「0人選抜」方針に中国語教育業界は衝撃を受けている。中国語教師任用を目指してきた期間制教師のクォンさん(32)は「中国語を選択してから、周囲の人々に『中国語は展望が明るくていい』とよく言われたが、今は逆だ」「中国語の将来はまだ有望かもしれないが、中国語教育の将来は暗そうだ」と嘆いた。ソウル市蘆原区で16年間にわたり中国語学校を経営しているキム・ジェハさん(64)は「10年前は中国語を勉強したい人たちで混雑していたが、今は近所の小さな店のよう(に人が少ない)」「かつては中国語さえ話せれば就職できた時もあったが、中国語が『マスターキー(何でも解決できるカギ)』だという認識は徐々に消えつつあるようだ」と語った。
ハン・イェナ記者