延世大入試担当者「チョ・グクの息子の願書みたいなものは初めて見た」…「経歴」追加して再提出

延世大学の入試担当者が法廷で証言

 チョ氏の修正願書を受理した理由については「規定上、一度提出された書類は修正できないが、学生が『追加で書類を出したい』と言ったら願書の受付期間中は受理する」としつつも、「(チョ氏のように)カバー(入学願書の経歴欄)まで紙で切り貼りして変えるのは見たことがない。驚いた」と語った。チョ氏の追加書類を受理するのは公平さに背くものだろうと知りつつも、規定を破って受理したと認めたのだ。

 この日の裁判では、鄭教授が願書修正を支援した状況も示された。検察は、チョ元法相の息子が修正願書を提出した当時、チョ元法相自身と鄭教授がやりとりしたショートメールを公開した。ここで鄭教授は、修正願書の提出直後、「やっと提出完了」「あれ(願書の書式)の欄に合わせて作って貼って。〇〇(息子の実名)、こいつめ!」とつづった。チョ氏の入学願書を自分が急いで修正した、という趣旨だ。このショートメールに、「グギ」という名義の人物(チョ・グク元法相と推定)は「お疲れ」と返答した。

 延世大学は、チョ氏の入学を遡って取り消すことができるようにする内部規定を最近作ったことが分かった。延世大学は先月、「入学取消手続きおよび処理に関する規定」を制定し、入学選考において虚偽・不正の事実が確認されたら規定に基づいて合格・入学を取り消す、という内容を盛り込み、付則に「この規定の施行日以前に入学した学生に対してもこの規定を適用する」という定めを置いた。提出書類が虚偽だと認められれば、入学が取り消されることもあり得るのだ。

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クォン・スンワン記者 , キム・ミンギ記者
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