韓国金融監督院、クレジットカードのリボルビングに加入注意報

 最近クレジットカード会社のリボルビング払いに申し込んでいないにもかかわらず加入させられたり、リボルビング払いに利息がかからないと誤った説明を受けたりしたという消費者の苦情が増えており、金融監督院は12日、注意を呼び掛けた。クレジットカードのリボルビング払いはカード利用額を一度に決済する負担を軽減するため、一部だけを決済し、残額を翌月以降に繰延する代わり、高い利息を適用する決済方式だ。6月現在でクレジットカード会社がリボルビング払いの利用者に適用している金利は年17.3%となっている。

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 金融監督院が今年上半期に受理したリボルビング払い関連の苦情54件を分析したところ、携帯電話の開通過程などで知らないうちにリボルビング払いに加入させられたという内容が多数あった。カードの代理業者やテレマーケティングを通じ、リボルビング払いに加入した消費者の場合、利息なしで単純に決済額が繰り延べられると錯覚しているケースが多かった。高金利サービスであるリボルビング払いはクレジットカード会社が定めた最小決済比率以上の残高があると延滞ではなく、繰り延べとなるが、それ未満の残高だと延滞処理される。金融監督院は「リボルビング払いに加入しているかどうかを随時確認し、加入する場合には説明文をよく確認してほしい」と呼び掛けた。

 金融監督院によると、6月末現在でクレジットカードのリボルビング払い利用者は274万人で、昨年末(269万人)に比べ5万人増加した。同じ期間に利用額は6兆2000億ウォン(約5800億円)から6兆4000億ウォンへと2000億ウォン増加した。

金垠廷(キム・ウンジョン)記者
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