ブースター接種を1週間後に控えた米国で慎重論相次ぐ

14日午後9時、ソウル・仁川で過去最多感染者

 米食品医薬品局(FDA)と世界保健機関(WHO)に所属する科学者たちが「一般の人々に広範囲の『ブースターショット(新型コロナワクチン追加接種)』は必要でない」と主張し、波紋が広がっている。米政府は来週からブースター接種を開始する予定で、今年10-12月期にブースター接種を検討する韓国にも影響があるものと思われる。

 医学専門誌「ランセット(Lancet)」はマリオン・グルーバー米FDAワクチン研究・審査局長やソーミャ・スワミネイサンWHO主任科学者ら18人がブースター接種について作成した論評を13日(現地時間)に発表した。これらの専門家たちは「現在まで出ている研究結果では、広範囲なブースター接種は不必要なものと見られる」と指摘した。「ブースター接種は政治ではなく、科学に基づいて決定されるべきであり、変化し続けるデータを慎重に、公にして調査する必要がある」とも述べた。その理由については「ワクチンを接種するメリットはワクチンによるリスクよりも明らかに大きいが、ブースター接種をあまりにも早い時期に、頻繁に接種すると危険が伴う可能性がある」「不必要なブースター接種は重大な異常反応を引き起こし得る」と説明した。これは、ブースター接種を承認したバイデン政権の決定に対する批判という解釈がある。米ニュース専門放送局CNBCは「FDAのグルーバー局長はバイデン政権のブースター接種計画強行に反発し、年内に辞任する予定だ」と報道した。

 米国やイスラエルなど接種が進んでいる国々は接種率が高いのにもかかわらず、デルタ変異株の流行が続いているため、対案としてブースター接種を積極的に推進している。時間がたつにつれてワクチンの効果が下がることや、高齢者と基礎疾患者はワクチンの効果が低く、早く消える可能性があるという理由からだ。イスラエルでは既に250万人以上がブースター接種を受け、4回目の接種に備えたワクチン追加確保まで検討している。

■2021年世界競争力ランキング1位はスイス、中国16位、韓国23位…日本は?

ペ・ジュンヨン記者
前のページ 1 | 2 次のページ
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
あわせて読みたい