26歳議政府刑務所脱走犯、父の説得で自首

28時間後に河南警察署に自ら出頭

 今月25日、京畿道議政府矯導所(刑務所)に収監される直前に手錠がかけられた状態で逃走した窃盗容疑者の男(26)が脱走から28時間後に京畿道河南警察署に自首した。男は手錠をはめた状態で逃走したが、自首した時に手錠はなかった。逃走中に手に入れた道具を使って手錠を外し、周辺の山に捨てたという。

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 男は26日夜8時20分ごろ、父と共に河南警察署に来て自首した。男の自宅が河南市だったため、警察は逃走直後から管轄の警察署に捜査協力を要請していた。警察は事前に男の父親に「息子から連絡があったら自首するよう説得してほしい」と連絡していた。この日午後5時ごろ息子から連絡を受けた父は息子に会い、説得の末に警察署に連れていったという。

 男は今月25日午後3時45分ごろ、議政府矯導所への収監前にコロナの検査を受けるため待機していたところ、監視が緩んだ隙を見て逃走した。男は自分が乗ってきた護送バスが外に出る際、正門が開くと同時にその場にいた検察の捜査官2人を振り切って逃げた。正門には警備員がいて捜査官も後を追ったが、逃げ足が速く捕まえることはできなかった。男は窃盗などの容疑で議政府地裁で裁判を受ける予定だったが、出頭しなかったため拘束令状が出されていた。男は別の窃盗事件でソウル江西警察署の追跡を受け、25日に検挙され議政府地検に身柄が引き渡されていた。

 警察は150人の捜査員、警察犬、ドローンなどを使って矯導所周辺を捜索したが、自首するまで男を見つけることはできなかった。警察の関係者は「矯導所から40キロも離れた河南まで男がどうやって移動したか調べている」と伝えた。

チョ・チョルオ記者
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