「Fワード疑惑」沈錫希、韓国代表チームの練習から除外…W杯出場も保留

沈錫希「失望させたことを心からおわび」 故意の衝突疑惑については否定

「Fワード疑惑」沈錫希、韓国代表チームの練習から除外…W杯出場も保留

 大韓スケート競技連盟が11日、競技力向上委員会を開き、2018年平昌冬季五輪時にほかのショートトラック韓国代表チームの選手たちを侮辱する言葉を発したり、故意に衝突したりした疑惑が浮上している沈錫希(シム・ソクヒ、24)=ソウル市庁=を代表チームの練習から除外することを決定した。来年2月の北京冬季五輪出場権がかかっている国際スケート競技連盟(ISU)ワールドカップ(W杯)第1-4戦への沈錫希の出場も保留した。また、調査委員会を設け、騒動になっている内容全般を調べ、沈錫希を五輪に出場させるかどうかを決めることにした。

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 連盟関係者は「代表チームの選手やコーチの意見を聞き、現在の状況では一緒に練習するのが難しいと判断した。選手たちを離して、心理的な安定を与えることにした。沈錫希は鎮川選手村を出た」と語った。W杯ではリレー競技を行わなければならないが、連盟は沈錫希が出れば正常なチームワークの維持が難しいと判断した。ショートトラック韓国代表チームは21日から24日まで中国・北京で開催されるW杯第1戦に備え、6月から鎮川選手村で練習をしてきた。

 沈錫希は同日、マネジメント会社を通じて、「未熟な態度や言動が原因で、多くの方々を失望させ、傷付けたことを心からおわび申し上げる。記事を見て衝撃受けたキム・アラン選手、チェ・ミンジョン選手とコーチの先生方に心からおわびの言葉を申し上げたい」と、初めてコメントを明らかにした。そして、「平昌五輪を前に、チョ・ジェボム・コーチから容赦ない暴行を受け、脳振とうの症状がありながら鎮川選手村を脱出するなど、当時は身体的・精神的に非常に不安な状態だった」「自分自身が抱えていた怒りを抑えきれず、他人に対する攻撃的な態度を見せてしまった」と説明した。しかし、故意に衝突したという疑惑については否定した。沈錫希は「五輪(1000メートル)決勝でわざと転倒したり、その過程でほかの選手を転倒させなければならないと思ったりしたことは一度もない」「私もチェ・ミンジョン選手もアウトコースから相手を追い越し、終盤にスパートをかけるという得意のパターンをしていた際に衝突した。専門家の調査を通じて明らかにすることができる」と語った。

 これは、芸能メディア「ディスパッチ」が8日、「沈錫希が平昌五輪時、チェ・ミンジョン(23)=城南市庁=やキム・アラン(26)=高陽市庁=らを侮辱したり、故意にほかの韓国代表選手の試合を邪魔したとの疑惑を抱かせたりするようなメッセージを韓国代表コーチと交わしていた」と報道して、騒動になっているものだ。このメッセージは、沈錫希に対して性的犯罪をしたとして起訴され、二審で先月、懲役13年を言い渡されたチョ・ジェボム元コーチ側が法廷に提出した意見書に書かれていたものだとのことだ。

ソン・ウォンヒョン記者
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