韓国株:金融危機並の外国人売り越し、サムスン電子だけで24兆ウォン売却

韓国株:金融危機並の外国人売り越し、サムスン電子だけで24兆ウォン売却

 年初来、韓国株式市場で外国人投資家による売り攻勢が過去最高だった2008年よりも強まっていることが分かった。08年は世界的金融危機が起きた年であり、外国人が有価証券市場(メーンボード)で33兆6034億ウォン(約3兆1900億円)相当を売り越した。

 韓国取引所によると、外国人投資家は10月8日までにメーンボードで29兆774億ウォンの売り越しを記録した。08年の同じ期間(29兆554億ウォン)を既に超えた。

 今年の外国人による売り越しの特徴はサムスン電子に集中していることだ。年初来メーンボードで外国人による売り越しの1、2位はサムスン電子普通株(19兆5800億ウォン)と同優先株(4兆4920億ウォン)だった。普通株と優先株の合計では24兆720億ウォンとなり、メーンボードにおける売り越し金額の83%を占める。

■景気減速懸念で資金引き揚げる外国人

 外国人投資家が韓国株式市場で過去最大級の売り越しを記録する根本的な理由はコロナ禍以降続いた世界的な超低金利時代が終わり、企業業績が鈍化しかねないという懸念があるためとされる。一般的に投資家は半年後の経済状況を予想し、株式投資を行う。世界的な景気減速懸念の中でも半導体、自動車、化学、造船など輸出主導型の韓国大手企業の収益が今後さらに悪化するとみて、外国人投資家が韓国株式市場で株式を売り越している格好だ。

 未来アセット証券のアナリスト、ソ・サンヨン氏は「今年初めから世界景気がピークアウトしたという見方が出始め、実際に米国の7-9月の経済成長率を6%台と予想していたアトランタ連邦準備銀行が最近、予測値を1%台にまで引き下げた。世界的な景気減速は韓国の輸出と企業利益の減少につながりかねないため、外国人投資家が資金を引き揚げている」と指摘した。

 対ドルでウォン相場が下落するのも同じ理由だ。12日のウォンの対ドル相場は前日に比べ4.20ウォンのウォン安ドル高となる1198.80ウォンまで下落した。取引前半には1200ウォン台も記録した。ソ・サンヨン氏は「中国の電力不足による工場稼働中断など『悪材料』が相次ぎ、リスク資産である株式よりも安全資産であるドルを好む傾向が強まった。反対に変動性が大きく、リスク資産と言えるウォンの価値は下落し、対ドルでウォン相場が下落を続けている」と説明した。

 ただ、外国人による売り攻勢とウォン安が落ち着くという予想もある。サムスン証券のソ・ジョンフン首席アナリストは「最近1200ウォンまで下落したウォン相場はテクニカルにはオーバーシューティング(短期での急落)した側面が少なくなく、以前から外国人の売りが継続的に累積していたことから、今後は売りの規模は徐々に減ると予想される」と述べた。

■韓国の大企業オーナーで株長者番付1位は?

洪準基(ホン・ジュンギ)記者
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