オール・ザット・スポーツのク・ドンフェ代表は「チェ・ミンジョンは衝突で金メダルを逃し、ヒザの靱帯(じんたい)を痛めてプロテクターを着用、脚を引きずって歩くほどひどく負傷した。沈錫希とAコーチは1000メートル競技の前に『ブラッドバリーを作ろう』というやり取りを繰り返し、実際の試合で同じ状況になった。その後の2人が互いに褒め合い、喜び合うやり取りは、意図的にチェ・ミンジョンに危害を加えたという決定的な証拠だ」と主張した。そして、沈錫希が500メートルの試合時にチェ・ミンジョンのライバルである中国人選手を応援したのも、韓国代表として理解しがたい行動だったとも言った。沈錫希は11日にマネジメント会社を通じ、同じ韓国代表選手を侮辱したことについて謝罪したが、故意の衝突疑惑については否定している。
一方、大韓体育会のイ・ギフン会長は同日行われた同会の国政監査で、「大韓体育会と大韓スケート競技連盟がチームを作って調査しているところだ。事実確認後、沈錫希の代表資格や競技力向上年金(メダル年金)受領について協議するだろう」と述べた。文化体育観光部は15日に予定されていた沈錫希の大韓民国体育賞競技賞授与を保留することにした。同部関係者は「大韓スケート競技連盟の調査結果を見て、授与するかどうかを決める予定だ」と語った。