韓国の主力輸出品目DRAM、最大で20%下落の見通し

 韓国の主力輸出品目であるDRAMの価格が来年最大20%下落するとの見通しが示された。今年10-12月期から下落が始まり、来年にはメモリー半導体市場が本格的な下落局面に入るとの見方だ。

■インテルが半導体売上高ランキング1位…サムスン2位、日本は?

 台湾の半導体専門市場調査会社トレンドフォースは12日のリポートで、来年のDRAMの平均販売価格が今年に比べ15-20%下落すると予想した。同社は「年初来上昇を示してきたDRAM価格が10-12月に3-8%下落し、少なくとも来年上半期までは下落傾向が続く」とした。

 DRAM価格下落見通しが示されるのは、主要メモリーメーカーによるDRAM供給量が急速に増える一方、DRAMを需要先であるノートパソコン、サーバー、スマートフォン市場が来年から鈍化、マイナス成長する可能性が高いためだ。DRAMの供給が需要を上回るという意味だ。

 トレンドフォースによると、サムスン電子、SKハイニックス、マイクロン(米国)という世界のDRAM市場の90%を占める3大メーカーによるDRAM供給量は来年17.9%増加するが、DRAM需要の伸びは16.3%にとどまる見通しだ。業界首位のサムスン電子は平沢第2ラインを中心に来年はDRAM出荷量を19.6%増やし、3大メーカーで最も供給量が増えると予想される。一方、DRAM需要の急減や急増はないとみられる。トレンドフォースは来年の全世界のノートパソコン出荷台数は前年比7%減の2億2200万台になると予想した。ノートパソコンはコロナ禍による在宅勤務や遠隔授業で好況だったが、ワクチンの接種が進み、需要増加がスローダウンしているからだ。スマートフォン用DRAMの需要は来年15%の伸びが見込まれるが、これまでの毎年20%の伸びに比べ鈍化する見通しだ。

 ただ、トレンドフォースは「DRAM価格が下落するにもかかわらず、各メーカーのチップ出荷量の増加によって相殺され、来年のDRAM市場全体の売上規模は今年並みを維持しそうだ」と分析した。

崔仁準(チェ・インジュン)記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
あわせて読みたい