韓国検察「殷秀美城南市長、警察から捜査情報受け取り利権供与」

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 殷秀美(ウン・スミ)京畿道城南市長が2018年、自身の政治資金法違反事件を捜査していた警察官から捜査情報を受け取る見返りとして、問題の警察官の知人に人事上の便宜を図ったなどとして、収賄と職権乱用などの疑いで30日、在宅起訴された。殷市長は側近から休暇費、出張費、祭日の贈答品などの名目で数百万ウォンの現金やワインを受け取った疑いも浮上している。当初事件の捜査は「捜査情報漏えい」疑惑だったが、その過程で殷市長とその最側近、市の公務員、警察官などが関与していたことが判明した。検察は「城南市全体による不正事件」と位置づけた。

【図】城南市長・公務員・警察官の癒着疑惑

 水原地検は同日、殷市長と最側近、城南市の公務員、警察官ら計10人を起訴した。殷市長は18年10月、最側近である元政策補佐官P氏と共謀し、当時殷市長の政治資金法違反事件を捜査していた城南中院警察署所属の警察官A氏から捜査情報の提供を受けた。

 これについて、殷市長はソーシャルメディアを通じ、「公訴事実は全く事実無根で、あり得ないことだ」とし、「検察が政治的で無理な起訴決定を下した。裁判を通じ潔白を明らかにする」と表明した。

チョ・チョルオ記者

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