接種率は80%超えたのに…韓国11月コロナ死亡率、8月の3倍に急増(上)

【コロナ・パンデミック】

8月と11月を比べてみると…「韓国政府起因のリスク」が明らかに

 韓国首都圏の新型コロナウイルス感染者が4000人、全国の感染者が5000人を超えた中、病床不足問題が首都圏から全国へと広がっている。今月1日午後11時時点の新型コロナ感染者は約4300人で、前日の同時間帯より約300人多く、5000人に迫ると見られている。保健福祉部中央事故収拾本部によると、先月30日午後5時時点の首都圏(ソウル市・京畿道・仁川市)新型コロナ重症者用病床使用率は90%に迫る89.2%だとのことだ。

【表】韓国の新型コロナ感染者・死亡者・死亡率、8月と11月の比較

 この日、ソウル聖母病院の重症者用病床(20床)は前日に残っていた最後の1床も埋まり、ソウル峨山病院(41床)も二日連続で満床だった。命にかかわる、どんなに急を要する患者でも、重症者用病床の割り振りが不可能な状態だ。セブランス病院は37床のうち36床が使用中で、ソウル大学病院は38床のうち5床、サムスンソウル病院は31床のうち3床がそれぞれ残っている。首都圏で病床を割り振ってもらえなかった患者は842人で、このうち病床が空くのを四日間以上待っている患者は297人に達する。待機者のうち474人は70歳以上だ。病床が空くのを待っている間に死亡する例が急増する可能性のある状況だ。

 病床不足問題は全国に広がっている。大田市と世宗市は重症者用病床が一つもなく、忠清南道と忠清北道は合わせて5床しか残っていない。ほかの地域で残っているのも、慶尚北道2床、済州特別自治道6床、光州市7床、全羅南道8床、江原道9床などだ。「首都圏の重症者を非首都圏に移す」と言っていた政府の「その場しのぎ」対策すら限界にぶつかったのだ。しかも、新型コロナ重症者用病床がほぼ埋まっているため、一般患者への対応にも支障が出てきている。現場の医師らは「新型コロナ重症者は看護人材からして2倍必要だ」「新型コロナ患者をこれ以上受け入れるのは不可能に近い」と訴える。

 政府は先月1日、「ウィズコロナ(段階的な日常生活の回復)」措置を開始し、「感染者が一日5000人程度発生し続けても医療体制は持ちこたえられる」と語った。また、「一日新規感染者が1万人台になっても『サーキットブレーカー(緊急計画)』を発動しない可能性がある」とも述べた。だが、実際の医療現場の状況は、政府のこうした言葉は無意味なものにしている。

ソン・ジョンミン記者、チェ・ウォンク記者

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  • ▲1日、ソウル市瑞草区のドライブスルー型による新型コロナ検査所。写真=パク・サンフン記者
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