イヌたちは、死してなお1500年間、墓の中で主人を守ったのだろうか。文化財庁国立伽耶文化財研究所は11月30日、慶尚南道昌寧郡の史跡「校洞と松ヒョン洞古墳群」を発掘調査した結果、人と共に埋葬された「殉葬犬」3匹を確認したと発表した。
同研究所は63号古墳で、埋葬空間の出入り口周辺に別途用意された、長さ1メートル前後の小さな空間に、3匹のイヌが重ねて埋められているのを確認した。墓の造成年代は5世紀末から6世紀初めと推定される。イヌの体高はおよそ48センチで、珍島犬と似た体格をしている。研究所では、これらのイヌは墓を守る霊妙な動物「鎮墓獣」の役割を担うものとみており、DNA分析を終えた後、種の復元を試みる計画だ。
兪碩在(ユ・ソクチェ)記者