『イカゲーム』を絶賛していた外信「『静かなる海』、韓国の最新失敗作」

『イカゲーム』を絶賛していた外信「『静かなる海』、韓国の最新失敗作」

 韓国のSFドラマ『静かなる海』について、海外メディアが「失敗作」と断じた。このメディアは、ネットフリックスオリジナルの韓国ドラマ『イカゲーム』『D.P. -脱走兵追跡官-』『地獄が呼んでいる』などについては5点満点のうち4.5点をつけて絶賛していた。

【写真】コン・ユ&ペ・ドゥナ&チョン・ウソン「『静かなる海』へともに旅立とう」

 香港のサウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は24日(現地時間)「韓国ドラマレビュー:静かなる海」と題する記事で「ペ・ドゥナ、コン・ユが主演するこのドラマは、SFジャンルに挑戦した韓国の最新失敗作」と論じた。

 同メディアは「2014年の短編映画『静かなる海』を脚色した全8話の初回は、今年最悪のテレビ視聴タイムの一つ」と批判した。さらに「韓国のドラマ作家は現在、エンターテインメント業界の先頭に立っているが、彼らが長い間苦戦してきた分野がSFだった」だとして「『静かなる海』の視聴者も、あからさまな不満とまではいかなくとも失望して離れる可能性が高い」と書いた。

 また、韓国ドラマの最大の長所は切なさなどの心情表現だが、SFのジャンルにこれを適用するならバランスが重要だと指摘した。さらに「『静かなる海』は当初、SFジャンルを見せようとしていたのに、感動的な結末を見せることだけに躍起になっている」「さらには月に雪を降らせる方法まで発見した」と書いた。

 26日現在、世界のオンライン動画サービスプラットフォームのコンテンツ順位サイト「フリックスパトロール」によると、『静かなる海』は全世界のテレビ番組部門で7位にランクインしている。『イカゲーム』や『地獄が呼んでいる』ほどではないものの、世界中でまずまずの人気を集め、K-ドラマの興行神話が続いていると評価されている。

 『静かなる海』は、資源が枯渇した未来を舞台に、問題解決のため月の研究基地に向かった精鋭隊員たちのストーリーだ。ペ・ドゥナ、コン・ユ、キム・ソンヨン、イ・ジュンらの俳優陣が出演し、チョン・ウソンが制作を総括した。

イ・ガヨン記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
関連フォト
1 / 1

left

  • 『イカゲーム』を絶賛していた外信「『静かなる海』、韓国の最新失敗作」

right

あわせて読みたい