EU、現代重・大宇造船の合併不認可へ

 欧州連合(EU)が現代重工業と大宇造船海洋による合併を認めない方針を固めたもようだ。EUが企業結合を認可しなければ、両社の合併は頓挫する懸念が高まる。

 英フィナンシャルタイムズは11日、EU競争当局が現代重工業と大宇造船海洋の企業結合を認可しない方針を固めたと報じた。先月のロイター通信に続き、EUが両社の合併を認めないとする海外メディアの報道が相次いでいる格好だ。EUは今週中にも最終結果を発表する見通しだ。

 FTによると、EU競争当局は液化天然ガス(LNG)タンカー市場の独占・寡占を懸念し、両社の合併を認めない決定を下したという。両社が合併した場合、LNGタンカー市場でのシェアは60%に達する。EUは両社が合併後にLNGタンカーの価格を引き上げれば、A・P・モラー・マースク(デンマーク)やCMA CGM(フランス)など欧州の海運会社が被害を受けかねないと懸念してきた。また、最近のエネルギー供給混乱で欧州でLNG価格が高騰しており、LNGタンカーの価格まで上昇すれば、欧州でのLNGの消費者価格が大幅に上昇しかねないことも不認可の重要な理由になったとみられる。

 現代重工業は大宇造船海洋の合併に向け、EU、中国、シンガポール、カザフスタン、日本、韓国に企業結合審査を申請し、中国、シンガポール、カザフスタンで認可を得たが、最大の関門であるEUの壁を超えられない状況となった。1カ国・地域でも認可が得られなければ合併は頓挫する。現代重工業関係者は「まだ決定の通知を受けていない。最終決定までEUによる無条件での認可に最善を尽くす」と述べた。

 韓国公正取引委員会もEUの否定的な姿勢をある程度感じ取っている。公取委関係者は「EUが合併承認に否定的な状況であり、近く関連する発表を行うと聞いている」と話した。造船業界関係者は「EUが企業結合を承認しない場合、韓国と日本の競争当局による判断は無意味になる」と指摘した。

金康漢(キム・ガンハン)記者

キム・テジュン記者

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