李在明候補の「弁護士費用肩代わり疑惑」音声記録提供者、遺体で発見

 韓国与党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)大統領選候補の「弁護士費用肩代わり疑惑」を提起・告発した人物が11日夜、死亡しているのが発見された。

 本紙の取材を総合すると、この人物は8日以降連絡が途絶え、家族が警察に捜索願を出していたという。

 この人物は11日夜、ソウル市陽川区のあるモーテルで死亡しているのが発見された。遺書は見つかっておらず、死因もまだ分からないとのことだ。 遺族は解剖を通じて正確な死因を明らかにすることを希望しており、警察も捜査に着手した。

 この人物は李在明候補の弁護士費肩代わり疑惑を提起・告発していた。李在明候補が京畿道知事だった時代に公職選挙法違反などで裁判を受けた際、弁護を引き受けたイ・テヒョン弁護士が弁護引き受け料として現金3億ウォン(現在のレートで約2900万円)とS社株20億ウォン(同、約1億9400万円)相当を受け取ったというものだ。

 20年近く共に民主党の党員として活動してきたというこの人物は、親文在寅(ムン・ジェイン)大統領系団体「目覚めている市民連帯党」にこうした疑惑と合わせて録音ファイルを提出した。これについて、同団体は昨年10月7日、李在明候補が虚偽の弁護士選任料支払い内訳を公表したとして、検察に告発した。

 李在明候補側は昨年10月8日、この人物と同団体が虚偽の事実を流布したとして、逆告発した。今年11月、共に民主党はこの事件を捜査する水原地検に対し、この人物を拘束・捜査すべきだという嘆願書を提出していた。

ピョ・テジュン記者、ユ・ジョンホン記者

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