韓米日3カ国が緊急協議…米日は北の挑発を批判、韓国は対話のみ強調

韓国外交部の発表に北朝鮮を刺激する表現なし

韓米日3カ国が緊急協議…米日は北の挑発を批判、韓国は対話のみ強調

 北朝鮮が今年に入って4回目の武力示威を敢行した今月17日、韓国、米国、日本の北核首席代表が緊急の協議を行い、対応策について意見を交換したが、米国・日本と韓国の発表内容は完全に違っていたことが18日に分かった。米日は「北朝鮮の挑発は国連安保理決議違反」と指摘し、強い懸念を表明するとともに北朝鮮の完全な非核化を強調したが、韓国の発表にはこのような内容は全て抜け落ち「対話再開」ばかりを訴えていた。北朝鮮に対して団結した強いメッセージを出すための協議だったが、結局一つの声を出すことはできなかったのだ。

 米国務省のネッド・プライス報道官は17日(現地時間)、3者協議について説明する席で「国務省のソン・キム対北特別代表は数々の安保理決議に違反した北朝鮮のミサイル発射に懸念を表明し、北朝鮮に対し不法かつ不安定な活動を中止し対話に応じるよう求めた」と発表した。さらに「キム代表は韓半島の完全な非核化公約と韓日に対する鉄壁の防衛約束を改めて確認した」とも伝えた。

 日本の外務省も「3人は北朝鮮の核・ミサイル活動に対し改めて強い懸念を共有した」「国連安保理決議に基づく北朝鮮の完全な非核化実現に向けた外交的対応、安保理決議の完全な履行、抑止力強化の観点から引き続き緊密に協力することで一致した」と発表した。

 これに対して韓国外交部(省に相当)は「3カ国の北核首席代表は北朝鮮の今後の動向を鋭意注視する中、韓半島情勢の安定と迅速な対話再開に向け3カ国で緊密に協力を持続することにした」としか説明しなかった。米日の発表に共通している「安保理決議」「懸念」「非核化」などの表現は抜け落ち、「迅速な対話再開」だけを強調した形だ。韓国のある外交官幹部OBは「韓米日による3者協議の意義は北朝鮮に対して強力かつ団結した警告のメッセージを出すことにある」「ところが北朝鮮によるミサイルの脅威に対して直接の被害当事者である韓国の軌道離脱でその意味が大きく損なわれた」と指摘した。

 北朝鮮は新年早々から4日に1回のペースで韓国攻撃用の短距離ミサイルを4回(6発)発射したが、韓国政府は、これを「安保理決議違反」「挑発」と規定し糾弾・抗議する声を、全く出していない。逆に米国や欧州など北朝鮮ミサイルの射程圏から外れている国々が北朝鮮による挑発のたびに強い糾弾メッセージを発信している。

李竜洙(イ・ヨンス)記者

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