中国、24時間冬季五輪放送するも盛り上がらず…「遠い外国で開催される感じ」(上)

北京冬季五輪まであと11日
「ゼロ・コロナ」政策でムード落ち込み
豊台区では200万人PCR検査
一般人には開会式チケット販売せず
ロシアなど数カ国だけ「代表団派遣」
韓国からは朴炳錫国会議長が出席か

 中国の北京市内で暮らしている会社員のリュさんは、北京冬季五輪開幕が2週間後に迫っていることを実感できずにいるという。リュさんは「五輪は遠い外国で開かれる感じがする」と話した。国営の中国中央テレビ放送では五輪専用チャンネルで24時間、五輪関連ニュースを放送しているが、日常生活では五輪を体感できないそうだ。リュさんは「自宅から車で40分の距離に五輪スタジアムがあるが、直接行って見ることができないから残念だ」と語った。

 来月4日に北京国家体育場(通称:鳥の巣)で行われる北京冬季五輪開会式には、中国政府、国営企業関係者、各国代表団、北京駐在外交官、外資系企業代表などが招待された。北京冬季五輪組織委員会が新型コロナウイルス感染予防を理由に五輪入場チケットを販売せず、一般市民の場合は選ばれたごく少数しか入場できないものとみられる。招待状を受け取ったある企業関係者は「新型コロナワクチンの追加接種までしなければ入場できないと聞いた」と語った。

 開会式も当初の計画より縮小される。中国国営メディアの新華社通信は22日に行われた開会式リハーサルに参加した人数を約4000人だと報道した。2008年の北京夏季五輪で開会式に1万5000人以上参加したのと比べると、4分の1程度に減ったことになる。

 最近の北京の街に五輪ムードが全くないわけではない。本紙の北京支局がある朝陽区内の通りには五輪成功を祈るフレーズが掲げられている。ショッピングセンターが集中している朝陽区三里屯でもアディダスやモンクレールなど海外ブランドが作った五輪関連オブジェが買い物客たちの足を止めている。テレビのスイッチを入れると、スキーやアイスホッケーを習っている小学生や、米国から中国に帰化したスキー・フリースタイル代表の谷愛凌(アイリーン・グー)選手(18)のニュースが連日流れている。だが、中国の魅力を世界に発信した2008年北京夏季五輪と比べると、「五輪ムードがあまりない」というのが北京市民の印象だ。

 その最も大きな原因には、中国当局が新型コロナ感染予防を最優先していることが挙げられる。北京では今月15日にオミクロン株感染者が発生して以降、23日午後4時(現地時間)までで43人の感染者が発生している。北京市南西部の豊台区では新型コロナ感染者が約20人出たことから、23日より住民200万人全員に対して新型コロナ検査が実施されている。

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