李在明候補「選挙に負ければ監獄…決して私のことではない」

与党議員ら李在明候補が泣く動画シェア「切々と胸に迫る」「罪のない者だけが石を投げよ」

 韓国与党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)大統領候補=前・京畿道知事=が先日、「大統領選で負ければ、無実の罪で監獄に行くことになりそうだ」と発言したことについて、「決して私のことではない」と24日、明らかにした。これは、李在明候補が同日、YTNとのインタビューで、「検察共和国が再び開くのではないだろうかという懸念を表したものだ」とした上で語ったものだ。

【写真】京畿道選出の民主党議員とひざまずいて謝罪する李在明候補

 李在明候補は22日、ソウル市松坡区内での遊説で、「今回、私が(選挙で)負ければ、(無実の)罪を(検察が)作って監獄に行くことになりそうだ」「私はこれまで生きてきて、実に多くの既得権とぶつかり、攻撃されてきたが、怖くなかった。だが、今は怖い」と言った。野党はこの発言について、李在明候補が選挙以降のことに対する不安を表現したものだと解釈したが、李在明候補はこれを否定したことになる。野党・国民の力の金起ヒョン(キム・ギヒョン)院内代表は「(土地開発をめぐる)大庄洞事件の中心人物として監獄に行くしかない自身の運命に対して、知らず知らずの間にその本音を吐露したものだ」と言った。

 李在明候補は25日の京畿道一帯での遊説では「我々の運命は我々の手にかかっている」「国民をイヌ・ブタ扱いしてウソをつけばそのままになってしまう、そのような存在だと思っている人々に、この国を任せてはいけないでしょ」と言った。また、自身とは政策などで対立している京畿道南楊州市の趙光漢(チョ・グァンハン)市長との確執については、「あの地域でかみつくことに私があえて言及する価値を感じない」と述べた。

 一方、共に民主党の議員らは李在明候補の前日の「涙の遊説」動画をソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上でシェアし、支持を訴えた。李在明候補は自身の政治的故郷である京畿道城南市で演説した際、30分間涙を流した。同党の禹元植(ウ・ウォンシク)議員は「争うしかなかった兄との関係を説明せざるを得ない残酷さを見た」「それでも彼は自分と同じ境遇の人に絶望ではない世界を作ろうと考え、政治をすると言っている」と述べた。チョン・ジュンホ議員は「(李在明候補が)涙を流して胸に切々と迫る話をした」と、韓俊鎬(ハン・ジュンホ)議員は「あなたたちの中で罪を犯したことのない者がこの女に、まず石を投げなさい」という聖書の一節をフェイスブックに掲載した。

梁昇植(ヤン・スンシク)記者

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