現代百貨店は狎鴎亭本店のリニューアルを進めており、シャネルの大規模な売り場を目玉にする計画だ。シャネルの売り場を1階と2階のフロアを統合した複層にし、狎鴎亭本店全体で最大の売り場にする。
百貨店主要3社は海外ブランドに対し、一番良い場所を提供したり、手数料を大幅に引き下げたりしている。百貨店が海外ブランド企業から受け取る手数料は10%程度。「エルシャ」クラスは、それをさらに下回る5-8%程度だという。特定のイベント期間に目標販売額を超えると、手数料をさらに削減したり、さまざまなマーケティング・管理費用を減免したりするケースもある。国内企業から通常30-40%台の手数料を受け取るのとは対照的だ。ブランド業界関係者は「百貨店3社が先を争うように破格の入店条件を提示するため、むしろ入店をためらうほどだ」と話した。
■追い出される韓国のファッション企業
一方、韓国のファッション企業はますます立つ瀬が狭くなっている。昨年末に改装を終えたロッテデパート本店の3階女性ファッション館には国内ブランドが一つも入居していない。5階のメンズフロアでも国内ブランドは一つだけだ。地下1階にあった国産ハンドバッグ売り場は、9階に移された。ロッテ百貨店関係者は「ハンドバッグ売り場は改装スケジュールのために一時的に9階で営業をしているにすぎず、移転したわけではない」と説明した。現代百貨店狎鴎亭店の4階からは最近、韓国ブランドのBEAN POLE(ビーンポール)、HAZZYS(ヘジース)が撤退した。
売り場を存続させているメーカーも不安に駆られている。百貨店側が店舗を改装する際、隅の方に移転するよう迫られたり、シーズンごとに4000万-5000万ウォンの費用を投じ、インテリア変更することを求められたりするからだ。一部には40%を超え、50%近い手数料を支払うケースもある。韓国のメンズデザイナーブランド「CARUSO」の担当者は「百貨店が海外ブランドには低姿勢で手数料を割り引き、その損失を事実上韓国企業に転嫁している」と話した。
これについて、百貨店業界は顧客の消費パターンが高級化し、ブランド中心に売り場を再編することは避けられないとの立場だ。中小ファッション企業の代表は「中小企業の韓国企業を支援するどころか逆差別している」と皮肉った。
ソン・ヘジン記者