「慰安婦売春発言」の韓国教授「講義の録音ファイルは違法」…5月に内容を確認へ

 講義中に旧日本軍の慰安婦について「売春の一種」と発言したとして名誉毀損罪で起訴された柳錫春(リュ・ソクチュン)元延世大社会学科教授(67)が30日、法廷で検察側から提出された講義の録音ファイルについて、違法だと主張した。

 ソウル西部地方裁判所(刑事4単独、パク・ボミ判事)は30日午後2時、柳元教授に対する公判期日を開いた。柳元教授は黒っぽいジャケットにバックパックを背負って法廷に現れた。

 この日、検察が提出した柳元教授の講義録音ファイルは、申請手続きにミスがあって(証拠資料としての)登録が遅れたため、公判は約10分で終了した。裁判所は、柳元教授側の弁護人が録音記録(反訳書)を閲覧した後に再度公判を進めることを決めた。

 初公判から無罪を主張している柳元教授は、検察側が追加の証拠資料として提出した録音ファイルについて「違法」だと主張した。柳元教授は「録音ファイルがこの事件の最も重要な証拠」だとして「(裁判が始まってから)2年もたつのに、依然として検察が録音記録を証拠として登録していないとは話にならない」と話した。さらに「録音ファイルが違法に録音されたという点をはっきりと認めてほしい」と裁判所に要求した。

 検察側は、柳元教授の発言に関連し「録音ファイルはかなり前に提出しており、録音記録の提出が遅れるのは大きな問題にはならない」と短く答えて退場した。

 柳元教授は2019年9月19日、延世大社会学科の専攻科目である発展社会学の講義で、慰安婦について「旧日本軍の慰安婦被害者たちが売春に従事するために自発的に志願したもの」という趣旨の発言をし、慰安婦被害者たちの名誉を毀損した疑いが持たれている。このほか、慰安婦被害者支援団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(旧・韓国挺身隊問題対策協議会)」が慰安婦被害者たちに対し、強制動員されたかのように証言するよう教育した」と発言し、正義記憶連帯の関係者らの名誉を毀損した疑いも持たれている。

 初公判から無罪を主張している柳元教授側は昨年10月12日、慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)さんと前正義記憶連帯代表の尹美香(ユン・ミヒャン)議員(無所属)ら5人について証人申請を行った。当時、柳元教授はイ・ヨンスさんを証人として申請したことについて「イ・ヨンスさんは、慰安婦として連れていかれたとか、業者に惑わされて行ったとか、証言が二転三転する」として「何が真実なのか、本人に直接確認したいため」と説明した。

 柳元教授の次の裁判は5月25日午後4時に行われる予定だ。

ソン・ボッキュ記者、チョン・ヒョンジン記者

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  • ▲柳錫春(リュ・ソクチュン)元延世大社会学科教授

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