「本当に韓国の中心部か?」…外信も驚いたゼレンスキー演説時の「ガラガラ国会」

「本当に韓国の中心部か?」…外信も驚いたゼレンスキー演説時の「ガラガラ国会」

 ウクライナのゼレンスキー大統領が今月11日(韓国時間)、韓国国会でオンライン演説を行った際、議員300人のうち出席議員がわずか50人前後にとどまり、他国に比べて大幅に出席率が低いとしてひんしゅくを買った。ロシアの極東連邦大学の教授は「アジアがウクライナに関心を持っていない証拠」と批判し、紛争地域の専門家であるキム・ヨンミ・プロデューサー(PD)は、空席だらけの国会の様子が海外でも話題になったと伝えた。

 15日にポーランドから帰国したキムPDは18日、CBSラジオの『キム・ヒョンジョンのニュースショー』に出演し、ゼレンスキー大統領の国会でのオンライン演説に関連して「現地の反応はどうだったか」と尋ねられ「複数の海外メディアから、オンライン演説を見ている場所、つまり韓国の国会議事堂が(韓国の)中心部なのかと何度も聞かれた。そのため、『国会だ』とだけ答えたが、(海外の記者たちは)韓国の議員たちがほとんど出席しなかったことを知っていた」と話した。

 キムPDは「ドイツのニュースでもそのことが報じられた。出席者が少ないことに注目していた。だから私はちょっと気まずかった」と話した。さらに「わが国の国会は今でも、ウクライナ戦争を理解するのが容易ではないし、私たちにはそのような経験もない。だから(出席者が少なかったことにも)納得がいく。また、大統領選挙で(韓国国会が)焦土化していたという影響もあると話した」と述べた。

 ゼレンスキー大統領のオンライン演説は11日、国会図書館の地下講堂で15分間行われた。出席した議員は300人のうちわずか50人前後だった。講堂はガラガラで、一部の議員らはスマートフォンを操作するなど、演説に集中していなかった。演説が終わっても、議員が立ち上がって拍手する様子は見られなかった。

 しかし、ほかの国々は全く雰囲気が違っていた。米国・日本・欧州連合(EU)・英国・ドイツ・フランスの議会でのオンライン演説では、空席がほとんどなく、演説が終わると議員らは立ち上がって拍手を送った。

 空席だらけの韓国国会の写真は海外でも話題を集めた。ロシアの極東連邦大学でのアルチョム・ルーキン教授(国際関係学)は12日(現地時間)、ツイッターで韓国国会の写真を共有し「韓国国会は最少出席者数を記録した。がらんとした座席を見よ」「アジアがウクライナに関心を持っていないもう一つの証拠」と皮肉った。

 ルーキン教授はまた、韓国でロシア産のタラバガニの価格が下がって人気を集めているという記事を共有し「一般の韓国人にとって、おいしい海産物のほうが東欧の戦争よりずっと重要だ」と書き込んだ。

キム・ソジョン記者

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