梁香子議員インタビュー:「検察捜査権完全剥奪しなければ文政権の20人が監獄行きになると賛成求められた」(下)

-梁議員が反対するや、民主党は閔炯培議員を計画的に離党させ、強行処理を目指している。

 「国会議員を離党させるという発想に驚いた。本当に想像もできないことだ。閔議員は法制司法委に初加入し、『検察捜査権完全剥奪』だけを叫んだ。2016年に自分が選んだ民主党には見る影もなかった。民主党がこの法律をこんなふうに通過させれば、国民から審判を受けても何も言えない」

-梁議員が沈黙する状況で、朴洪根院内代表は午前中のラジオでのインタビューで事実上梁議員が反対声明を書いたのはその通りだと言った。

 「昨日(19日)に(民主党の)朴洸オン法制司法委員長に声明を送った。朴委員長は1日だけ待ってほしいと言った。声明が流出した後、朴院内代表から電話があり、直接書いたのは間違いないかと言うので全て説明した。そうしたところ、突然朝にラジオに出て私が書いたのは間違いないと言った。その後党からは全く連絡がなく、閔議員が離党した」

-検察捜査権完全剥奪に反対すれば、民主党への復帰は難しくなるはずだが。

 「既に復帰も決まっていた。そんな状況で民主党が私に助けてほしいと言ってきた。しかし、法案を見たら助けることはできなかった。これに応じれば復党させるって?それは私に対する侮辱だ」

-民主党が死活を懸けた検察捜査権完全剥奪に反対することは政治生命を懸けたギャンブルではないか。

 「中途半端では駄目だという思いで法案を懸命に勉強し、こんなふうに強行してはならないという結論に至った。検察改革に反対するのではなく、きょうあすの間になすべき問題ではない。私は政治生命を懸けて言っている。民主党内にもこの法律に反対する議員が多い。それなにも今の状況は『チョロム会がすなわち民主党』だ。昨日から1万本を超える電話や携帯メールが来て、何もできなかった。復党できなくてもどうするというのか。どうしようもない」

 梁議員はサムスン電子最初の商業高校出身の女性役員(常務)だ。16年1月に文在寅大統領が直接抜てきした。20年4月の総選挙で光州市西区乙選挙区で当選を果たし、同年8月の党大会で最高委員に選ばれた。しかし、昨年7月、補佐のセクハラ問題が浮上して離党した。

パク・サンギ記者

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  • 【写真】無所属の梁香子議員は20日、本紙の電話取材に対し、共に民主党が推進する「検察捜査権完全剥奪」法案に同調しない意向を明らかにした。写真は民主党最高委員時代の2020年12月に本紙のインタビューに応じた際の梁議員。/イ・ドクフン記者

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