大庄洞事件ユ・ドンギュ被告「睡眠薬50錠、監視カメラに背を向け飲んだ」検察「確認できず」

 ソウル中央地裁で25日開かれた「大庄洞事件」の裁判で、元城南都市開発公社企画本部長のユ・ドンギュ被告が最近拘置所で自殺を試みたとされることの真偽が争点となった。裁判長が公判を継続しようとしたところ、ユ被告の弁護士は正常な裁判進行が不可能だとして、法廷から退場し、結局公判は中断された。法廷に残されたユ被告は「睡眠薬50錠を飲んだのは確かで、監視カメラがあるので背を向けて薬を一度に飲み込んだ」と主張した。

 ユ被告の弁護人は裁判が始まると、「(自殺を試みたという)突発的な状況が生じた状況で手続き通りに裁判を進めれば、(ユ被告に)黙って横になっていろというようなものだ」と発言した。

 ユ被告の弁護人は21日午前、報道陣に送った携帯メールで、「ユ被告が前日未明、睡眠薬50錠を服用し、自殺しようとしたが、救急搬送され、治療を受けることなく、午後に(拘置所に)戻った」と主張した。しかし、法務部は説明資料を出し、「ユ被告は自殺を試みてはいない」と公式に否定した。

 ユ被告の弁護人は公判当日、ユ被告が自殺を試みたという主張を変えず、「食事もまともにできないユ氏に一日中(裁判に)出ていろと言えば、私はむしろ弁護人として(そんなことは)できないように思える」として退廷した。

 法廷に一人残されたユ被告は判事に「睡眠薬50錠を飲んだ」と主張し、「そんな選択をしながら遺書も書いた理由は裁判長に真実を知ってもらえるからだ」と述べた。これに対し、検察側は「(事件当時)病院での検査結果が正常だったので、当日復帰した。拘置所で(1日に)1錠の睡眠導入剤の支給は確認されているが、誘導剤は睡眠薬に比べリスクも低い。自殺を試みたこと自体がはっきりせず、拘置所が調べており、内部の監視カメラでも確認できない」と説明した。

 ユ被告が睡眠薬50錠を所持していた経緯について、ユ被告の弁護人は本紙の取材に対し、「拘置所の室内の収納部分で睡眠薬を大量に発見し、保管していた」と述べた。公判は29日に再開される予定だ。当初同地裁は25日から来月2日まで5回の公判を開き、事件の重要証拠とされる「チョン・ヨンハク録音記録」を再生する予定だった。

リュ・ジェミン記者

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