ペットを餓死させたら最大で懲役3年、韓国で来年4月に施行

 来年以降、餌を与えないなど飼い主のずさんな管理が原因でペットを死なせた場合、動物虐待として刑事処罰を受けるようになる。また再来年からは盲導犬を訓練する際には市長や道知事の許可を受けねばならない。

 韓国農林畜産食品部(省に相当)はこれらの内容を定めた「動物保護法全部改正法」が26日付で公布されたと発表した。改正された法律は公布から1年後の来年4月27日から施行される。

 今回の法改正ではペットに最低限の飼育空間(動物の全長の2-2.5倍)や餌を与えないなど、飼い主が飼育や管理の義務に違反しペットを死なせた場合、3年以下の懲役あるいは3000万ウォン(約310万円)以下の罰金に処される。現行法は動物虐待行為について「飼育・管理の義務に違反し傷害を負わせた場合や疾病を誘発する行為」とのみ規定されているが、「これではペットが虐待で死んだ場合に処罰が難しい」との指摘が以前からあった。

 一部は準備期間を経て公布2年後から施行される。2024年4月27日からは土佐犬、ピットブルテリア、ロットワイラーなど盲導犬を訓練する際には市長や道知事の許可を受けねばならない。すでに盲導犬を飼育している場合は施行日から6カ月以内に飼育許可を受ける必要がある。これに違反すると1年以下の懲役あるいは1000万ウォン(約100万円)以下の罰金刑に処されることもある。

ファン・ジユン記者

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