10日、ソウル・汝矣島の国会議事堂で行われた第20代大統領就任式に野党第一党の代表として出席したパク・チヒョン共に民主党共同非常対策委員長(26)の席は、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の席のすぐ後ろだった。まだ一般的に顔が知られていない1996年生まれの政治家が尹大統領就任式を通じて同じニュース画面に収まり、就任式の「シーン・スティーラー(scene stealer=主役より目立つ脇役)」として登場したとの声も聞かれた。
尹大統領が就任式で約17分間にわたり「自由」に重点を置いた就任演説を述べる間、パク・チヒョン委員長は同じ画面に収まっていた。パク・チヒョン委員長は2列目に座っていたが、尹大統領がメインステージから飛び出した、少し低い所で演説をしたため、テレビカメラには2列目の人々が主に見えたためだ。画面にはパク・チヒョン委員長が時々目を閉じたり、マスクを上げて水を飲んだりする姿などがとらえられた。
1996年生まれのパク・チヒョン委員長は、共に民主党が大統領選挙で敗北した後の「救援投手」として投入された。いわゆる「n番部屋事件」を世に知らしめた追跡団「火花」として一般的に知られており、大統領選挙の際に李在明(イ・ジェミョン)共に民主党公認候補者の選挙陣営に合流、20代の女性たちの支持を引き出したと評価されている。非常対策委員会の委員長に任命された後は共に民主党の自省や「骨を削る革新」などを強調し、国会で話題を集めている。
キム・ウンジュン記者