韓国の仮想通貨が暴落…コイン版のリーマンショックは来るのか

韓国の仮想通貨が暴落…コイン版のリーマンショックは来るのか

 韓国で生まれた仮想通貨「ルナ」「テラ」が連日暴落する中、ビットコインの価格も2万7000ドルまで下落するなど世界の仮想通貨市場が揺らいでいる。ブルームバーグなど海外メディアは12日、「死のスパイラル」という表現を使い、相次いでこの状況を報じた。フォーブスなどは2008年のリーマンショックと比較した。利上げと米国株下落が仮想通貨市場に冷や水を浴びせ、そこにルナ・テラの下落も重なった格好だ。

 ルナとテラはアップルの元エンジニア、クォン・ドヒョン氏(31)が設立したブロックチェーン企業「テラフォームラボ」が発行する仮想通貨だ。ルナは先月、119ドルまで上昇し、仮想通貨の時価総額で上位10位圏内に入るほど期待されていた貨幣だった。テラは価格がドルに連動するように設計されたいわゆる「ステーブルコイン」だ。価格が動揺せず安定的だという意味でそう呼ばれる。テラは発行担保を設定し、姉妹仮想通貨のルナを発行、償却する方式で「1テラ=1ドル」の価格を維持してきた。また、価格が下落すれば投資家からテラコインの預け入れを受け、最高で年20%の利子も付けた。

 これについて、業界からは出資者から新たに集めた資金を旧来への出資者への還元に充てる「ポンジスキーム」ではないかという指摘があったが、仮想通貨市況が好調だった昨年はテラとルナがうまく連動していた。しかし、最近仮想通貨市場が低迷し、テラ相場が1ドルを割り込んだことが事態の発端となった。姉妹仮想通貨であるルナの価格まで下落し、2つの仮想通貨が相次いで暴落する事態となったのだ。ウォール・ストリート・ジャーナルは「テラとルナのモデルは、この仮想通貨を支援する人々の集団的意思だけに依存しているという批判を受けてきた」と指摘した。

 ルナは最近1週間で99%暴落し、テラも価値が半分になった。単にルナとテラの問題にとどまらず、ステーブルコインに対する信頼も根底から揺らいでいる。調査会社のファンドストラットは「ルナとテラの劇的な下落はステーブルコインに対する信頼が完全に蒸発しかねない死の渦だ」と診断した。ブルームバーグも「テラはディファイ(De-Fi・分散型金融)の世界で愛されてきたが、死の渦へと向かっている」と報じた。ロイター通信によると、クォン代表はテラとルナの暴落を沈静化させるため、テラを担保に15億ドルの救済融資確保に乗り出したと伝えた。

チャン・ヒョンテ記者

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