「性暴力問題で謝罪」の共に民主党、翌日すぐに反撃

 性暴力問題で朴完柱(パク・ワンジュ)議員を除名し、「国民に対する謝罪」までした共に民主党が、その翌日に国民の力に対して李俊錫(イ・ジュンソク)党代表の懲戒処分を要求して「反撃」に出た。党内で浮上している複数の性的不祥事に向けられた視線をはぐらかし、6月1日の地方選挙に及ぼす悪影響を最小限にとどめようという戦略とみられる。

 共に民主党のパク・チヒョン非常対策委員長は13日、金東ヨン(キム・ドンヨン)京畿道知事候補の選挙事務所で開かれた中央選挙対策委員会の会議で、「国民の力の李俊錫党代表は性上納と証拠隠滅疑惑を受けている」「共に民主党はそれでも手術中だが、国民の力は今も隠している最中だ」「国民の力はまず李俊錫党代表を懲戒し、共に民主党と同じ手術を開始しなければならない」と述べた。パク・チヒョン委員長は前日(12日)の記者会見で「地方選挙の有利・不利に関係なく調査・懲戒を続けていく」「被害者と国民が『もういい』というまで謝罪を続ける」と言ったが、この日は関連の発言がなかった。

 選挙対策委員会の会議には、李在明(イ・ジェミョン)地方選挙総括同委員会委員長も出席した。李在明委員長は会議のすべての発言で朴完柱議員の件に言及はせず、会議終了後に記者らと会った場でも「京畿道の話だけをしよう」と提案した。しかし、朴完柱議員の件に関する質問が出ると、「(党の措置に)共感するという程度に言っておく」とだけ述べた。

 共に民主党は、元大検察庁(日本の最高検察庁に相当)運営支援課長で大統領室総務秘書官に起用されたユン・ジェスン氏にもこれまでに2回、性的不祥事で懲戒処分を受けた、と矢を向けた。朴洪根(パク・ホングン)院内代表は「ユン・ジェスン秘書官は検察在職時、監察と懲戒処分を受けており、大統領が知らないわけはないのに、中核的なポストに就いた」と言った。

 この前日に党を除名された朴完柱議員はこれまで何のコメントも出さず沈黙している。これに対して、「今後行われるかもしれない裁判に備えて、性急に反論せず、推移を見守っているようだ」という声もある。しかし、党内やその周辺では、朴完柱議員が昨年末の事件発生後、被害者に対し数億ウォン(数千万円)単位の和解金を提示し、青瓦台(大統領府)内の高官のポストを調べてほしいと提案した、という話も出た。共に民主党関係者は「まるで被害者の方から先に金銭などを要求したというような『二次加害』が相次いだ」と語った。

 国民の力では、共に民主党が朴完柱議員の性的不祥事を知りながら6カ月近く「隠ぺい」したのではないか、と批判している。許垠娥(ホ・ウナ)首席報道官は論評で「性犯罪に匹敵する深刻な犯罪は、二次加害と隠ぺいしようという試みだ」「昨年末に事件が発生してから6カ月間、共に民主党は一体何をしていたのか」と述べた。

パク・サンギ記者

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